すずまさアグリカフェ

すずまさ農園の日々。新潟にUターン新規就農した元SE夫婦の営農記録です。
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育苗研修

今、研修先農家さんの所では、スイカ、メロン、ネギの苗を育てています。色々な苗の管理が見られるのはとても勉強になります。

野菜毎に気をつける事や繊細な度合いが違って、
この3種類の苗だと、接木をしたスイカ苗が一番繊細。

病気に弱いスイカは、強い台木の上にスイカの双葉の下の茎を切って差し込み、接木をして苗を作ります。
切り傷のあるスイカは、台木とくっつくまで十分な湿度と適度な温度を保つ必要があって、管理には気を使います。湿度と温度を確保する為に、ビニールハウスの中にトンネルを張って、床を温める装置を設置して、その中で管理します。
温度が上がり過ぎないように、でも極力日を当てるように、太陽ので具合を見て日除けを掛けたり外したり、苗の床の温度を調整したり。湿気が溜まりすぎないように、苗の入っているトンネルを換気したり。
湿度や温度が足りないと萎びてしまいます。
とにかく天候に合わせて、調整が必要で、一時も気が抜けません。スイカを作っている人は、3月の育苗期には、家は空けられず誰かが必ず家に居て苗を気にしている様です。
本葉が出た接木スイカ苗
(写真は、本葉がでてきた接木スイカ苗。よく見ると、双葉が2組。)

次に繊細なのはメロン。
水分が多いと病気になりやすく、発芽や苗が育つのにある程度の温度が必要、さらに根が余り強くないので植えているポットは常に暖かい状態にしてあげないといけません。
スイカと同様、地面を加温したビニールハウス内のトンネルで育てるのですが、特に小さな苗の頃はトンネルの中の温度が一定に成るように気を使います。

そして、一番気を使わない?のはネギ。
ネギで注意が必要なのは、発芽するまでの水分管理と20度程度の温度を保つこと。発芽に必要な温度はスイカやメロンに比べて10度低く、高温になりすぎると発芽しないです。
発芽した後は、ネギは寒さに強く、メロンやスイカに比べて水分の変化にも強いので、上記二つに比べるとグッと手間も気もかかりません。

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3月から研修を始める事ができたので、ネギの育苗もギリギリ播種から見れたし、スイカやメロンも一から見る事ができました。スイカやメロンは農家さんの側で、話を聞きながら一緒に作業をさせてもらって、ネギは播種時の水やりや発芽後の苗の管理をさせてもらいました。

それから、ある程度育って加温が必要なくなったネギ苗は、育苗ハウスとは別のハウスに移動して管理しています。こんな感じ。
ネギ苗ハウスの中

研修として、そのネギ苗ハウスの管理を私に任せてくれました。朝夕、ハウスの換気を調整したり、水をあげたりしています。これは本当にありがたい経験。

最初は戸惑いながら、コレで大丈夫か?と迷いながら。何度も中に入ってハウスの風の通りや温度を確認したり、風向きを再度確認したり。当たり前だけど、指示されてその作業をやるのと、自分の判断で決めるのではやっぱり全然得るものが違います。

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農家が野菜作りのためにすることは、野菜が育つ環境を管理してあげること。
土壌の水分、温度、空気の湿度。
土壌の養分や柔らかさ。
風の通り具合や日当り。
病気が出ないように、虫に食われないように。
美味しくなるよう、沢山収穫できるように。

トラクターで耕耘することも畝を立てることも、肥料を蒔くこともマルチを敷くことも。トンネルを張ることも全部その一環。
分かっていはいたことだけど、これまでは決まりきった一連の作業のようにも感じていました。
でも、苗作りの研修をして、これら作業は「野菜が育つ為の環境を整える、管理する」ということなのだと改めて納得することができました。

農家の技術とは、それぞれの野菜に適した環境を知り、時々の状態を読み取って、適した対応をとれることなんだと思います。なんだかざっくりとし過ぎな感じもしますが。

4月中には苗の定植が始まります。3月の育苗の結果がどうつながっていくか、とても楽しみです。


美鈴

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